2018年 06月 20日
第2回 ボランティア交流会 |
社協さんからの要請もあって・・・
<第2回 ボランティア交流会>に参加して来ました。
第1回目についてはこちらから・・・
前回は国際協会の一員として参加しましたが、今回は「居場所 ねこの手」を代表してということで・・・
とはいえ土曜日開催なので、国際協会の事務局メンバーは休日勤務を避け参加出来ず、代わりにその業務紹介だけはするハメになりましたけど・・・
昼食をはさんでまる1日と、内容は前回より濃くなっていました。
まず講師の先生から、ボランティア活動の現状と今後についてお話があり・・・
これからは高齢化の影響をさまざまな面で受けるだろうことが指摘されました。
その後の参加メンバーのディスカッションでも高齢化は大きなテーマで、今後各ボランティアの取り組むべき課題であると切に感じさせられました。
これまではリタイアした高齢者がボランティア活動の主要な担い手だったワケですが・・・
年金支給年齢の引き上げと、人手不足による高齢者の雇用の拡大が重なり、ボランティア活動をできる余裕のある人材が大幅に減少し・・・
反面、既存のシステムでは高齢化する人たちのニーズに対応しきれず、ますますボランティアへの要求が高まっている。
そのねじれ現象はもうすでに始まっていることを現場では痛感します。
そんな反比例状態をフラットに、いや正比例の状態にもって行かなくてはいけない。
それにはどうすればいいのか?
深く考えさせられるし、突きつけられたこれからの絶えざるテーマであることを思い知りました。
昨年4月から社協さんと二人三脚で試行錯誤しながら、10月に立ち上げられた「居場所 ねこの手」・・・
当初は孤立しがちな生活困窮の方や、軽度の障がいを持つ方などを想定したのですが、それだけでは収まらないようです。
何らかの理由でこの社会で浮いてしまった方たちの止まり木となるよう広く求められている気がします。
孤独を抱える高齢の方々のニーズもそのひとつで、現にその理由で参加される方も出て来ました。
そんな方たちのできる限り多くの要望に応えなくてはとそれなりに奮闘しています。
そのほか、アンクルは「ねこの手」のメンバーさんから傾聴ボランティアを勧められ・・・
少し前からそのグループ「うさぎのみみ」にも参加しました。
相手のお話をひたすら聴くだけですが、いろいろなことが背後に伺え、とても興味深い。
でも対象になるほとんどの方が高齢の方で、話し相手が確実に減って行かざるを得ない切実な思いを投げかけられます。
お年寄りの絶望的な孤独感を今さらながらに感じます。
そのつらさが少しでも和らぐようにと心がけなくてはなりません。
ただ、アンクルにとってこれらの活動はとても楽しいし待ち遠しい時間になっています。
その楽しさ、やりがいのある面白さも同時に発信していかなければと思います。
これらの活動から感じることは、ボランティアの恩恵を求めつつも、一方で自分の出来る範囲ではボランティア活動に参加する・・・
そのような双方向性がその活動自身の中に潜んでいるということです。
ワタシするヒト、ボクされるヒト、という一方通行だけではない関係性がそこにはあるような気がします。
そこにこれからのボランティア活動の可能性を探り出せるヒントが隠されているのでは?・・・
これからも対象の方々とお話したり、ようすを見させてもらいながら、今後の在り方を考えなくてはと思っています。
by anculu
| 2018-06-20 10:35
| ボランティア
|
Comments(0)