2017年 03月 13日
アンクルシネマ大賞 ~ 2016 |
何だかバタバタしていてまたも遅くなってしまった<2016年アンクルシネマ大賞>の発表です。
毎度ながらアンクルが独断と偏見で選ぶベスト・スリー。
いきさつについてはコチラから・・・
また、過去の大賞についてはコレとコレとコレなど・・・
2016年1月から12月までに見た作品は19作品。
本数としては例年並みなのですが、満足を感じる作品がとても少なかった。
ベストスリーなどほとんど選べない出来の悪さでした。
こんなことも珍しい・・・
そこを何とかと第3位・・・<レヴェナント:蘇えりし者>
レオナルド・ディカプリオが念願のアカデミー主演男優賞を手にした作品。
船の舳先でニヤついて女性の腰に手を回していた、あのレオさまとは別人のような迫真の演技を見せます。
復讐劇になぞらえて、実はどんなに過酷な状況に陥ってもあきらめず、局面を切り拓くサバイバルの精神性を追求した作品です。
その核となるネイティブインディアンの奥深い知恵に敬意を払う姿勢が印象的でした。
第2位・・・<あん>
元ハンセン病患者の置かれた状況といわれのない差別が重要なモチーフになるのですが、それを声高に抗議するのではなく・・・
そうした、自身にはどうすることも出来ない事情であっても差別を受ける現状を認めたうえで、それを自身の問題としてどう乗り越えるかという個人的・現実的な視点で捉えなおしたところに共感を覚えました。
この世に生まれて来るのはこの世を見るためであって、何も成しとげられなかったとしても、生きる意味は充分にあるのだ、というセリフは平凡な人生に疑問を感じている多くの人たちへの福音のコトバであるように感じました。
そして堂々の第1位は・・・<海街diary>
複雑な事情を抱えた四姉妹の物語・・・
とても上質なホームドラマとして見事な作品だと思います。
舞台が湘南ということもあってどこか小津安二郎作品を彷彿としました。
プロットがとてもしっかりとしているので作品にリアリティが加わり、説得力を感じさせました。
何気ないセリフやしぐさに人々の生きて来た背景を匂わせて作品の奥行きを深めます。
華やかな女優陣を並べながらも、とても落ち着いた静かな佇まいが印象に残りました。
以上アンクルの独断と偏見で選んだベストスリーでした。
なおほかの16作品は次の通り・・・
スターウォーズ・フォースの覚醒 / 最愛の子 / 俳優 亀岡拓次 / サウルの息子 / ヤクザと憲法 / キングスマン / みんなのための資本論 / 団地 / サム・ペキンパー 情熱と美学 / シン・ゴジラ / シェーン / 殺されたミンジュ / 或る終焉 / ザ・ビートルズ Eight Days A Week The Touring Years / アイ・ソー・ザ・ライト / ジェーン
その他の評もこのブログのシネマハウスのカテゴリーからぜひご覧になって下さい。
毎度ながらアンクルが独断と偏見で選ぶベスト・スリー。
いきさつについてはコチラから・・・
また、過去の大賞についてはコレとコレとコレなど・・・
2016年1月から12月までに見た作品は19作品。
本数としては例年並みなのですが、満足を感じる作品がとても少なかった。
ベストスリーなどほとんど選べない出来の悪さでした。
こんなことも珍しい・・・
そこを何とかと第3位・・・<レヴェナント:蘇えりし者>
レオナルド・ディカプリオが念願のアカデミー主演男優賞を手にした作品。
船の舳先でニヤついて女性の腰に手を回していた、あのレオさまとは別人のような迫真の演技を見せます。
復讐劇になぞらえて、実はどんなに過酷な状況に陥ってもあきらめず、局面を切り拓くサバイバルの精神性を追求した作品です。
その核となるネイティブインディアンの奥深い知恵に敬意を払う姿勢が印象的でした。
第2位・・・<あん>
元ハンセン病患者の置かれた状況といわれのない差別が重要なモチーフになるのですが、それを声高に抗議するのではなく・・・
そうした、自身にはどうすることも出来ない事情であっても差別を受ける現状を認めたうえで、それを自身の問題としてどう乗り越えるかという個人的・現実的な視点で捉えなおしたところに共感を覚えました。
この世に生まれて来るのはこの世を見るためであって、何も成しとげられなかったとしても、生きる意味は充分にあるのだ、というセリフは平凡な人生に疑問を感じている多くの人たちへの福音のコトバであるように感じました。
そして堂々の第1位は・・・<海街diary>
複雑な事情を抱えた四姉妹の物語・・・
とても上質なホームドラマとして見事な作品だと思います。
舞台が湘南ということもあってどこか小津安二郎作品を彷彿としました。
プロットがとてもしっかりとしているので作品にリアリティが加わり、説得力を感じさせました。
何気ないセリフやしぐさに人々の生きて来た背景を匂わせて作品の奥行きを深めます。
華やかな女優陣を並べながらも、とても落ち着いた静かな佇まいが印象に残りました。
以上アンクルの独断と偏見で選んだベストスリーでした。
なおほかの16作品は次の通り・・・
スターウォーズ・フォースの覚醒 / 最愛の子 / 俳優 亀岡拓次 / サウルの息子 / ヤクザと憲法 / キングスマン / みんなのための資本論 / 団地 / サム・ペキンパー 情熱と美学 / シン・ゴジラ / シェーン / 殺されたミンジュ / 或る終焉 / ザ・ビートルズ Eight Days A Week The Touring Years / アイ・ソー・ザ・ライト / ジェーン
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by anculu
| 2017-03-13 11:02
| シネマハウス
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