2016年 06月 17日
施設入所 |
ひと月ほど前の夕方でした。
救急より、母を地元の医療センターに搬送したのですぐ来られたし、との連絡。
駆けつけたら、転倒して顔面を強打したもようとのこと。
しばらくして医師から説明があって、骨折とか脳の異常はないものの眼にダメージあり。
すぐに手術が必要だがここでは出来ないので、滋賀医大病院へ再搬送してもらうとのこと。
母は再び救急車に、我々は別にあとを追いかけ医大病院へ。
深夜1時より手術がはじまり、明け方4時半にやっと終了しました。
医師や看護師さんから、ひんぱんな目薬投与がしばらく必要になり、退院してからその管理が心配と聞いたし、また同じような暮らしぶりをしていてはこれまでより危険が大きくなるのは明らか、ひとり暮らしはもちろん在宅介護にしてももう限界と感じました。
ケアマネさんにそんな悩みを包みかくさず相談。
すると、しばらくして施設一時入所が手配できるとの返事。
これまでにも、テストとしてそれを試みようと希望したのですが、すぐには出来ないと断られ続けていたので、ハナから選択肢には入っていませんでした。
しかもそれでようすを見ながら、条件をクリアできるようならば、そのまま老健施設入所の手はずとの内容。
まるで地獄にクモの糸のごとく、かすかな光明が見えて来る思いでした。
病院関係者の方々、ケアマネさん、施設の方々との6者会談で、退院の日程やその後の段取りが明らかになり、正直さまざまな不安を肩から下ろせる、とてつもない安堵感を感じました。
その後、術後のようすが思わしくなく、再び2時間近くかかる大手術を・・・
結果、まったく片目は不自由になってしまいました。
母の気持ちを思いやれば、施設入所はひょっとして少し早かったかもと、アンクルの中にはひとり暮らしをもう少しと模索する気持ちも一方であったのですが、これで在宅での介護はきわめてむずかしくなり、判断は誤っていないと確信するに至りました。
予定通り、退院と同時に施設に一時入所・・・
今のところ帰宅願望による抵抗もなく、平穏に過ごしています。
デイサービスに行き初めのころは抵抗もあったのですが、あのころと較べると症状も進行し、状況判断がすでに出来にくくなっているのかもしれませんが、きわめておだやかです。
我々もまだまだ慣れていないし、医療機関の引き継ぎや連携がうまく出来てなくて、しばらくは振り回される日々が続くと思われますが、どこか絶対の安心感があります。
母が家にひとりでいたときのことを思えば、四六時中看視・介護で見守られるので、母にとっても我々にとっても負担が軽減され、お互いにやわらかで落ち着いた心理状態を得られたように感じます。
救急より、母を地元の医療センターに搬送したのですぐ来られたし、との連絡。
駆けつけたら、転倒して顔面を強打したもようとのこと。
しばらくして医師から説明があって、骨折とか脳の異常はないものの眼にダメージあり。
すぐに手術が必要だがここでは出来ないので、滋賀医大病院へ再搬送してもらうとのこと。
母は再び救急車に、我々は別にあとを追いかけ医大病院へ。
深夜1時より手術がはじまり、明け方4時半にやっと終了しました。
医師や看護師さんから、ひんぱんな目薬投与がしばらく必要になり、退院してからその管理が心配と聞いたし、また同じような暮らしぶりをしていてはこれまでより危険が大きくなるのは明らか、ひとり暮らしはもちろん在宅介護にしてももう限界と感じました。
ケアマネさんにそんな悩みを包みかくさず相談。
すると、しばらくして施設一時入所が手配できるとの返事。
これまでにも、テストとしてそれを試みようと希望したのですが、すぐには出来ないと断られ続けていたので、ハナから選択肢には入っていませんでした。
しかもそれでようすを見ながら、条件をクリアできるようならば、そのまま老健施設入所の手はずとの内容。
まるで地獄にクモの糸のごとく、かすかな光明が見えて来る思いでした。
病院関係者の方々、ケアマネさん、施設の方々との6者会談で、退院の日程やその後の段取りが明らかになり、正直さまざまな不安を肩から下ろせる、とてつもない安堵感を感じました。
その後、術後のようすが思わしくなく、再び2時間近くかかる大手術を・・・
結果、まったく片目は不自由になってしまいました。
母の気持ちを思いやれば、施設入所はひょっとして少し早かったかもと、アンクルの中にはひとり暮らしをもう少しと模索する気持ちも一方であったのですが、これで在宅での介護はきわめてむずかしくなり、判断は誤っていないと確信するに至りました。
予定通り、退院と同時に施設に一時入所・・・
今のところ帰宅願望による抵抗もなく、平穏に過ごしています。
デイサービスに行き初めのころは抵抗もあったのですが、あのころと較べると症状も進行し、状況判断がすでに出来にくくなっているのかもしれませんが、きわめておだやかです。
我々もまだまだ慣れていないし、医療機関の引き継ぎや連携がうまく出来てなくて、しばらくは振り回される日々が続くと思われますが、どこか絶対の安心感があります。
母が家にひとりでいたときのことを思えば、四六時中看視・介護で見守られるので、母にとっても我々にとっても負担が軽減され、お互いにやわらかで落ち着いた心理状態を得られたように感じます。
by anculu
| 2016-06-17 20:03
| 介護
|
Comments(2)
今回、アンクルさんには苦労されましたが、なんとか
落ち着くべき所に落ち着いたようで、よかったです。
8年前、酔仙も、田舎で老々介護の父が入院して、その後
病院だ施設だで奔走させられました。本人は一人なのですが
検討する病院、施設が何通りもあって、条件、対応がばらばら
なので、症状が変わると、家族が翻弄されることになります。
ケアマネさんに頑張っていただくにしても、国の制度設計
そのものが、もっと横断的に切れ目なくカバーしてくれて
いないと、結局、本人や家族の負担を増すことになるのだと
痛感しました。
落ち着くべき所に落ち着いたようで、よかったです。
8年前、酔仙も、田舎で老々介護の父が入院して、その後
病院だ施設だで奔走させられました。本人は一人なのですが
検討する病院、施設が何通りもあって、条件、対応がばらばら
なので、症状が変わると、家族が翻弄されることになります。
ケアマネさんに頑張っていただくにしても、国の制度設計
そのものが、もっと横断的に切れ目なくカバーしてくれて
いないと、結局、本人や家族の負担を増すことになるのだと
痛感しました。
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Commented
by
anculu at 2016-06-22 00:28
酔仙さん ありがとうございます!
苦労したなんて内には入らず、とてもラッキーにことが
運んだことにありがたい気持ちでいっぱいです。
物理的には介護と云えるようなことは結局何もしていないのですが
おっしゃるように心理的な圧力がついて回りました。
美しい国の美しい国民なら家族を自ら支えて当然と云わんばかりの
時代遅れの家族主義を振りかざして、在宅介護を進めようとする
アベをはじめとする自民党右翼の策略ですが、現実にはそんな幻想は
破たんしています。
福祉施策をこのままにしておけば、抜き差しならない事態に陥ること
必定と実感します。
苦労したなんて内には入らず、とてもラッキーにことが
運んだことにありがたい気持ちでいっぱいです。
物理的には介護と云えるようなことは結局何もしていないのですが
おっしゃるように心理的な圧力がついて回りました。
美しい国の美しい国民なら家族を自ら支えて当然と云わんばかりの
時代遅れの家族主義を振りかざして、在宅介護を進めようとする
アベをはじめとする自民党右翼の策略ですが、現実にはそんな幻想は
破たんしています。
福祉施策をこのままにしておけば、抜き差しならない事態に陥ること
必定と実感します。