2014年 04月 30日
家族の灯り ~ 絵画のような舞台劇 |
100歳を超えてまだ現役の映画監督であり続ける巨匠マノエル・ド・オリヴェイラが、同じくポルトガルの作家ラウル・ブランダンの戯曲を基に映画化を手がけた家族の物語。
小さな港町を舞台に、失踪した息子の帰りを待ちわびる父と母、その妻の姿が描かれます。
ヨーロッパの小さな港町・・・
年老いたジェボは妻ドロテイアと息子の妻ソフィアのために、お情けで会社の帳簿係として雇ってもらい、裕福ではないながらも3人肩寄せあって暮らしていた。
しかし、8年前に行方がわからなくなった息子ジョアンに会いたいと嘆くばかりの妻。
そんな妻に、ジェボとソフィアは彼の失踪の理由を隠そうとしている。
3人それぞれがこの現状に不満を持っていて、先の見えない不安が彼らを包み込む。
そして、そんなある日、突然ジョアンが戻って来て・・・
何もかもがすべてが変わってしまう。
画面は、ランプの灯りで明暗が際立ち、くすんだ室内画を思わせるような神秘的な美しさを漂わせます。
しかし、舞台はほとんど主人公の自宅の居間のみ・・・
シーンはほとんど変わりません。
まるで一幕の舞台劇を見るようです。
なので、ほぼ全編セリフが主となって、しかも回想も含め、物語に必要な情報はすべて長ゼリフで示されるので、ちょっと厭きてしまう。
それも、会話するというセリフ回しではなく、それぞれの独白がだらだらと続く感じです。
後半になっても、物語が劇的に展開するわけではなく、退屈極まりなし。
場面を追いかけないと話の筋が分からくなるので、必死に画面に集中せねばと思うのですが・・・
途中、何度か眠りかけました。
そういう意味でツラい映画でした。
何を云いたかったのか?今ひとつ分かりにくかったのも不満です。
クラウディア・カルディナーレとジャンヌ・モローという往年の大女優の共演につられて足を運びましたが、観客を選ぶ作品だと思いました。
小さな港町を舞台に、失踪した息子の帰りを待ちわびる父と母、その妻の姿が描かれます。
ヨーロッパの小さな港町・・・
年老いたジェボは妻ドロテイアと息子の妻ソフィアのために、お情けで会社の帳簿係として雇ってもらい、裕福ではないながらも3人肩寄せあって暮らしていた。
しかし、8年前に行方がわからなくなった息子ジョアンに会いたいと嘆くばかりの妻。
そんな妻に、ジェボとソフィアは彼の失踪の理由を隠そうとしている。
3人それぞれがこの現状に不満を持っていて、先の見えない不安が彼らを包み込む。
そして、そんなある日、突然ジョアンが戻って来て・・・
何もかもがすべてが変わってしまう。
画面は、ランプの灯りで明暗が際立ち、くすんだ室内画を思わせるような神秘的な美しさを漂わせます。
しかし、舞台はほとんど主人公の自宅の居間のみ・・・
シーンはほとんど変わりません。
まるで一幕の舞台劇を見るようです。
なので、ほぼ全編セリフが主となって、しかも回想も含め、物語に必要な情報はすべて長ゼリフで示されるので、ちょっと厭きてしまう。
それも、会話するというセリフ回しではなく、それぞれの独白がだらだらと続く感じです。
後半になっても、物語が劇的に展開するわけではなく、退屈極まりなし。
場面を追いかけないと話の筋が分からくなるので、必死に画面に集中せねばと思うのですが・・・
途中、何度か眠りかけました。
そういう意味でツラい映画でした。
何を云いたかったのか?今ひとつ分かりにくかったのも不満です。
クラウディア・カルディナーレとジャンヌ・モローという往年の大女優の共演につられて足を運びましたが、観客を選ぶ作品だと思いました。
by anculu
| 2014-04-30 11:05
| シネマハウス
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