2013年 07月 21日
先生との再会 |
この前の“修学旅行”で・・・
アンクルたちが高校1年生当時の担任だった I 先生と、同じ町内に住むメンバーがいました。
先生はそれまで別にお住まいだったのが、そちらに移って来られたらしい。
彼は先生のクラスに属したことはないのだけれど、町内会で時々当時のことを話すのだと云っていました。
それを聞き、1年生の同級仲間から、先生も高齢になっておられるようだし、ぜひ一度お出会いしたいと声が挙がり、先日、彼の骨折りでそれが実現しました。
集まったのは先生のお住まいにほど近い、彦根京町キャッスルロード 『うなぎや源内』・・・
うまい具合に同級生の経営するお店です。
10人ばかりが先生を囲み、なつかしい話の輪が広がりました。
先生は90歳近くなっておられたけれど、まだまだお元気・・・
我々ひとりひとりのことは、さすがに覚えておられないようでしたが、その当時の出来事に関しては、断片的ながらも鮮明に覚えておられるのにびっくりしました。
アンクルの記憶なんかとてもいい加減で、逆に正される場面の方が多かったりする始末なのに・・・
先生の担当教科は「生物」・・・
寡黙だけれど器用な先生で、研究室にはご自分で書かれた絵や、ユーモラスな粘土細工などが並んでいたのを覚えています。
授業では毎回、黒板に緻密な解説図を書き込まれ、それが名物になっていたほどです。
また、チェロやギターの腕も達者なものでした。
アンクルたち5人ほどの悪童が、「平凡パンチ」のギター入門編を片手に、下手なコード練習をしていたのをご覧になって、研究室に招き入れ、タルレガの<アルハンブラ宮殿の思い出>を弾いてみせて下さいました。
それをきっかけに、さっそくギターのレッスンをお願いして、土曜日の放課後集まってはクラシックギターの基本を教えていただくことになったのです。
それが、アンクルが今もずっとライブを続けている、もともとの礎になっていると思います。
そのこともよく覚えておられました。
そして、もっとも印象に残っているのが、先生が一度だけ我々に明かされた自らの被爆体験・・・
それまで、そんな秘密を抱えておられたことを微塵も感じさせられなかったので、とても衝撃的でした。
実際に体験されたヒロシマのその日の光景を、ただ静かに淡々と語られたのですが、どんな激しいアジテーションよりも深く、心の奥にまで突き刺さったような気がしました。
そんな半世紀近くを経た思い出の数々を、時間も忘れ和気あいあいとお話しました。
一緒にいただいた“うなぎ”も、とても美味しかった。
社長のKクン、ホントにごちそうさまでした・・・
アンクルたちが高校1年生当時の担任だった I 先生と、同じ町内に住むメンバーがいました。
先生はそれまで別にお住まいだったのが、そちらに移って来られたらしい。
彼は先生のクラスに属したことはないのだけれど、町内会で時々当時のことを話すのだと云っていました。
それを聞き、1年生の同級仲間から、先生も高齢になっておられるようだし、ぜひ一度お出会いしたいと声が挙がり、先日、彼の骨折りでそれが実現しました。
集まったのは先生のお住まいにほど近い、彦根京町キャッスルロード 『うなぎや源内』・・・
うまい具合に同級生の経営するお店です。
10人ばかりが先生を囲み、なつかしい話の輪が広がりました。
先生は90歳近くなっておられたけれど、まだまだお元気・・・
我々ひとりひとりのことは、さすがに覚えておられないようでしたが、その当時の出来事に関しては、断片的ながらも鮮明に覚えておられるのにびっくりしました。
アンクルの記憶なんかとてもいい加減で、逆に正される場面の方が多かったりする始末なのに・・・
先生の担当教科は「生物」・・・
寡黙だけれど器用な先生で、研究室にはご自分で書かれた絵や、ユーモラスな粘土細工などが並んでいたのを覚えています。
授業では毎回、黒板に緻密な解説図を書き込まれ、それが名物になっていたほどです。
また、チェロやギターの腕も達者なものでした。
アンクルたち5人ほどの悪童が、「平凡パンチ」のギター入門編を片手に、下手なコード練習をしていたのをご覧になって、研究室に招き入れ、タルレガの<アルハンブラ宮殿の思い出>を弾いてみせて下さいました。
それをきっかけに、さっそくギターのレッスンをお願いして、土曜日の放課後集まってはクラシックギターの基本を教えていただくことになったのです。
それが、アンクルが今もずっとライブを続けている、もともとの礎になっていると思います。
そのこともよく覚えておられました。
そして、もっとも印象に残っているのが、先生が一度だけ我々に明かされた自らの被爆体験・・・
それまで、そんな秘密を抱えておられたことを微塵も感じさせられなかったので、とても衝撃的でした。
実際に体験されたヒロシマのその日の光景を、ただ静かに淡々と語られたのですが、どんな激しいアジテーションよりも深く、心の奥にまで突き刺さったような気がしました。
そんな半世紀近くを経た思い出の数々を、時間も忘れ和気あいあいとお話しました。
一緒にいただいた“うなぎ”も、とても美味しかった。
社長のKクン、ホントにごちそうさまでした・・・
by anculu
| 2013-07-21 09:57
| おつき合い
|
Comments(2)
Commented
by
まみ
at 2013-07-21 19:26
x
素晴らしい時間を過ごされたんですね。
アンクルさんのお師匠さんだったら、是非ライブにご招待して音楽を聞いていただきたいでしょうね(^O^☆♪。
アンクルさんのお師匠さんだったら、是非ライブにご招待して音楽を聞いていただきたいでしょうね(^O^☆♪。
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Commented
by
anculu at 2013-07-23 06:58
まみさん
ジャンルが違うので何とも云えませんけど・・・
どうやら、その後、ご結婚されて幸せな暮らしだったようです
40年前は、口にこそ出されなかったけれど、被爆者としては結婚は諦めたみたいな風情を漂わせておられたように感じましたからね
当たり前と云えばそうなんだろうけれど、そんな気張りが消えて穏やかな佇まいでおられたのが、うれしかったです
ジャンルが違うので何とも云えませんけど・・・
どうやら、その後、ご結婚されて幸せな暮らしだったようです
40年前は、口にこそ出されなかったけれど、被爆者としては結婚は諦めたみたいな風情を漂わせておられたように感じましたからね
当たり前と云えばそうなんだろうけれど、そんな気張りが消えて穏やかな佇まいでおられたのが、うれしかったです