2018年 01月 28日
キングスマン・ゴールデンサークル ~ アクション全開 |
世界的ヒットを記録したイギリス製スパイアクション「キングスマン」の続編です。
どこの国にも属さないスパイ組織「キングスマン」・・・
ロンドン・サビルロウに店を構える高級スーツ店を隠れ蓑にした組織。
ところが、謎の組織「ゴールデン・サークル」によってその根城がことごとくつぶされてしまいます。
残されたのは、以前スカウトされて腕を磨いてきたエグジーと、教官でありメカ担当のマーリンだけ。
ふたりは敵の手がかりを追い、アメリカへと渡ります。
バーボンウイスキーの醸造所を隠れ蓑にする、同盟組織の「ステイツマン」への協力を求めて・・・
ショーン・コネリー「007」時代の古き良き英国的スタイリッシュなスパイの佇まいに、最新のキレッキレなアクションシーンを満載しているのがこのシリーズの最大の魅力。
「007」が最近どこかシリアスで重い印象なのを吹き飛ばして、軽やかにコミカルにぶっ飛ばすのが小気味よい。
スパイ映画ブーム真っ盛りのそのむかし、TVシリーズで人気を博した「0011ナポレオン・ソロ」・・・
あの、こジャレてるけどチョッとふざけた3枚目感・・・
その雰囲気そのままです。
英国のスパイは「キングスマン」で、アメリカが「ステイツマン」・・・
それだけでふざけてますね?・・・
しかも、どこかアメリカを小バカにしてる感がそこはかと・・・
しかし、アクションシーンはスゴイのひと言。
映画が始まってすぐの冒頭、派手なカー・アクションをいきなりカマシてくれます。
あとは全編、次から次へと手に汗握るアクションの数々・・・
最後まで飽きさせないのがさすがです。
ただし、お話は荒唐無稽もいいところ。
前作の主役で、クライマックス前に殺されてしまうエージェント・ハリーが、何とステイツマンに生き返らされていました。
死んだはずだよ、ハリーさん・・・
生きていたとは知らぬホトケのハリーさんです。
他にも「んな、アホな!!」的展開がそこかしこ・・・
些細なことをあげつらわないとおられないヒトは、絶対に観ないでください。
アタマが爆発するのは必定です。
前作では、派手にポンポンと爆発したもんね・・・
グロテスクなシーンも前作ほどではないけれど、若干あり。
しかしまぁ、ほとんどありえない漫画的世界ですから、リアリティは皆無です。
それもこれも含め、アハハとバカ笑いで吹き飛ばすのが正しい見方かと・・・
英国流の華麗なファッション、度肝を抜くアクション、チョッと女の子感が薄いのがマイナスだけど・・・
高校生のころ、胸をときめかした「平凡パンチ」の世界をふと彷彿として・・・
けっこう楽しませてもらいました・・・
by anculu
| 2018-01-28 11:28
| シネマハウス
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