2017年 12月 06日
ねこの手 |
6月ごろからスタートした地元社会福祉協議会の新しい試み・・・
引きこもりがちの人々の居場所づくり。
福祉のボランティア活動に参加してみたいと、そのとっかかりを求めた「おやじ塾」・・・
そこから社会福祉協議会とつながり、自らの経歴と意思をアピールしました。
そしたら社協からお話をいただいて、このプロジェクトの立ち上げへと参加・・・
あちこちでお話を伺ったり、見学したりして来たけれど・・・
具体的なビジョンが今ひとつ浮びませんでした。
ボンヤリとしつつも実際に動かしてみようと、10月からとりあえずスタート。
社協が関わっている引きこもり気味の方が何人か選ばれたようです。
毎週1回、福祉センターのボランティアルームにその人たちと担当ボランティア、そして社協メンバーが集まります。
担当ボランティアは、精神障がいに精通された元看護師さん、障がい者のパソコン教室の講師をされた方、そして役所の福祉業務経験のあるアンクルの男性3人です。
みんなで作業をしながらいっしょに時間を過ごします。
作業は廃ロウソクの包装を解き、色別に分ける単純な仕事です。
以前見学した「働き・暮らし応援センター」の、廃ロウソクから着火剤をつくる仕事の前段階工程を請け負う格好です。
何てことないおしゃべりをしながら、ただひたすらロウソクを分けるのですが・・・
これが意外に楽しくてハマってしまいます。
参加している引きこもりの人たちも、今のところはこの集りに満足しているようです。
それぞれに普段はあまり人と関わり合う機会が少なく、家に引きこもることの多い人たちですが、ここがもうひとつの居場所となりつつあるように感じられるのはうれしい限りです。
何となくこのプロジェクトの目指すべき方向が見えてきたような気がしています。
ここからさらに進んで、この人たちの就労に結びつき、ひとり立ちできるところまでお手伝い出来るようになれば素晴らしいのですが・・・
市の福祉関係やその他の団体にも、この取り組みをアピールする準備も進めています。
そのことでまたここを利用する方々も増えて来ることかと思います。
この取り組みの名称は<ねこの手>と決まりました。
『<ねこの手>も借りたいほどなので、ぜひあなたにここへ出て来てもらい、そして手伝ってほしい!!』
そういう意味が込められています。
by anculu
| 2017-12-06 09:54
| ボランティア
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