年末家族会 |
年末の大そうじを兼ねた「家族会」にぜひご参加ください!とのこと。
初めてなので事情がよく分からず、でもとりあえず参加のご返事をしました。
当日約束の午前10時を少し遅れてホームへ・・・
まず母の部屋のそうじから・・・
と云ってもまだ入ったばかりだし、ほとんどモノのない殺風景な部屋だから・・・
床に掃除器をかけ、目につくところを拭いたりすればそれで終了です。
それが終わったところで、家族の意見交換会・・・
9名までの入所なので、参加されてるご家族の数もほぼ同数でこじんまりとしていました。
本人たちが親しくし合っている家族さんがそれぞれに状況をお話しされました。
認知症なのにある特定の他人が分かるのか?と疑問でしたが、それなりに分かるみたいです。
母にもよくお話しする特定の方がもうすでに居るようでした。
新参なので、ここに入る経過などお話ししましたが、皆さんよく似た経緯を経ておられることがよく分かりました。
一気に家族の一体感も深まる感じでした。
それにしても、入所のみなさんはずっと母よりお若い方が多いのだと知りました。
その後は本人たちを交えての昼食会。
母と仲の良い方とそのご家族、そしていつも面倒を見て下さる介護福祉士の方と同じテーブルでした。
母は家にいる時は出来なかったのに、部屋のそうじや台所のお手伝いなど、こまごまとしたことをお手伝いしているようです。
94歳とは思えないしっかりとした暮らしぶりだと、皆さんに感心されました。
すっかりホームに溶け込んで人気者になっているようすに安心しました。
帰宅願望などまるでなく、ここの暮らしがいちばんありがたいと話しているようです。
本人にとってはひとり暮らしの負担が大きくなり、もう耐えきれないところまで来ていたのだということが、今になってみるとよく分かりました。
我々もカリカリと神経を荒立てることがなくなり、穏やかな気持ちで母と接することができ、これが本来の関係なのだという気がします。
ベストなタイミングでこのグループホームに入所できた幸運に、今さらながらに感謝しました。
介護の始まりから終わりまで、どこまでが自力で、どこまでが家族で
どこからがどんな施設で、とずいぶんと悩まれることが多かったと思います。
酔仙の父母の時は、十分な手助けができなかったのが残念ですが
これからの自分の老後に向けては、早め々々に、準備を進めておかねば
と考えています。
新年に向けて、もう少し頑張ってみたいものです。
良いお年をお迎えください。
本来、家族が看るべきものを施設に任せるのは、自分たちが
逃げているだけではないのか?と自問自答しました。
しかし、個人が24時間べったりと介護するのは不可能に近い
し、本人もまたそんな状況は荷が重いと気づき、やはりプロに
お任せしたことで、双方にいい結果を及ぼしたと思っています。
そのことがよく分かっていても入所に恵まれず、つらい介護を
続けておられる方が多いという現状を考える時、我々は本当に
幸運なのだと改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
酔仙さんの来年もまたすばらしい年であるようお祈りします。