2015年 02月 26日
ジェシ・ウインチェスター |
昨年4月にガンで亡くなったジェシの遺作アルバム・・・
<A reasonable amount of trouble>
日本ではリリースされてないのですが、どうしても欲しくて、ライブでバンジョーのサポートをしてくれている「くらま楽器」店主にお願いして手に入れました。
アメリカ・ルイジアナ生まれですが、ベトナム戦争時良心的徴兵忌避でカナダに渡り現地で活躍したシンガー・ソングライターです。
1970年にザ・バンドのロビー・ロバートソンのプロデュースによりファーストアルバムを発表。
アンクルもそのLPを持っていますが、誰もが認める名盤中の名盤です。
「ビロクシ」「ブラン・ニュー・テネシー・ワルツ」「ヤンキー・レディ」といった珠玉の名曲が多くの歌い手たちにカバーされ、親しまれました。
しかし、しばらくはアメリカでの活動が認められずにいた不遇のアーティストでもあります。
印象的なジャケットの水彩画もカナダに亡命していたころ、母の姿を描いて本国にいる彼女に贈った絵だそうです。
先にあげた曲にあるのと同じく、望郷の想いがあふれるようです。
カントリー、フォーク、ロック、ソウルの溶けあった心地よいサウンドは、40年以上を経た今も健在です。
少し枯れた感じになりましたが、デビュー作と同じようにおだやかで温もりのある歌声が心に響きます。
カスケーズのポピュラーなナンバー「悲しき雨音」もほのぼのといい感じですが、何といってもアルバム最後の曲「ジャスト・ソー・マッチ」が白眉です。
自らの死期を悟ったかのように、すべては神のみわざと歌われるその美しさに、彼の最後のささやきを聴く思いがしました。
<A reasonable amount of trouble>
日本ではリリースされてないのですが、どうしても欲しくて、ライブでバンジョーのサポートをしてくれている「くらま楽器」店主にお願いして手に入れました。
アメリカ・ルイジアナ生まれですが、ベトナム戦争時良心的徴兵忌避でカナダに渡り現地で活躍したシンガー・ソングライターです。
1970年にザ・バンドのロビー・ロバートソンのプロデュースによりファーストアルバムを発表。
アンクルもそのLPを持っていますが、誰もが認める名盤中の名盤です。
「ビロクシ」「ブラン・ニュー・テネシー・ワルツ」「ヤンキー・レディ」といった珠玉の名曲が多くの歌い手たちにカバーされ、親しまれました。
しかし、しばらくはアメリカでの活動が認められずにいた不遇のアーティストでもあります。
印象的なジャケットの水彩画もカナダに亡命していたころ、母の姿を描いて本国にいる彼女に贈った絵だそうです。
先にあげた曲にあるのと同じく、望郷の想いがあふれるようです。
カントリー、フォーク、ロック、ソウルの溶けあった心地よいサウンドは、40年以上を経た今も健在です。
少し枯れた感じになりましたが、デビュー作と同じようにおだやかで温もりのある歌声が心に響きます。
カスケーズのポピュラーなナンバー「悲しき雨音」もほのぼのといい感じですが、何といってもアルバム最後の曲「ジャスト・ソー・マッチ」が白眉です。
自らの死期を悟ったかのように、すべては神のみわざと歌われるその美しさに、彼の最後のささやきを聴く思いがしました。
by anculu
| 2015-02-26 15:47
| 音楽のこと
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