赤垣屋 |
いわば、御三家とも呼べる存在のお店…
一軒目は、木屋町三条の<めなみ>…京都のおばんざいを味わえる名店。
今の女将さんのお父さんの代からなので、もうかれこれ30年近くも通い続けていることになります。
二軒目は、この前紹介した烏丸綾小路近くの<楽庵>…居酒屋以上、割烹未満な店。
ここも、通い始めてかれこれ15年位にもなるのかな…?
そして三軒目が、川端二条の<赤垣屋>…この界隈屈指の名居酒屋。
ここは、時代劇に出てきそうな古びた町家のたたずまいに、定番のメニューが揃う、京都では知る人ぞ知る本格的な居酒屋です。
この近くに住むことになった、ナースのめいっ子が誕生日ということで…
一緒に夕食をと、久しぶりに、その<赤垣屋>を訪れました。
近くというのもさりながら、仕事上キチンと時間が指定できない彼女の都合で、あまり予約にこだわらない此処になったという事情もあるのですが…
それでも、30分前に一応電話を入れたら、こんな風情のあるお部屋を用意してくれました。
バルベッタ以来、mikuとめいっ子が酌を交わすの図…です。
定番の“おでん”いろいろ…
これはどうしても外せない、絶品の“鴨ロース”…
地味ながら味わい深い“てっぱい”…渋いなぁ!
その他、もろもろ…
何てことない普通のメニューなのですが、いつもながらどれもキリッと引き締まった、いさぎよい味です。
社会人になって半年を越えた、めいっ子…
仕事のグチも何となく板について来たなぁ、と…
そんなことを考えながら、酔いに誘われ、ふと気づけば…
名物の“ぬる燗”徳利が、いつのまにかズラリと目の前に…
川沿いの風には、晩秋の冷たさが混じります。
でも、ここには穏やかな灯りがともり、暖かい笑い声が心地よく流れています。