YMCA同窓会 |
もう40年以上も昔のこと。
そのリーダー仲間たちが、定期的に集まっては旧交を温めています。
おおよそ年に1度くらいのペースで、近くの公共の宿などに一泊二日、というのが定番でした。
ところが、次第にマンネリ化し顔ぶれは決まってくるし、何より一泊二日だと女性の皆さんがちょっと参加しにくい事情もありました。
今回、担当の幹事さんは、それでずいぶんと頭を悩ましたようです。
で、今回は“灯台もと暗し”の駅近く、現在のYMCAお膝元の喫茶店「ハーモニー」に、日曜のお昼集まろうとなったワケです。
しかも、いつものリーダー仲間だけでなく、我々がサポートしていたメンバーのみんなにも、声をかけてというおマケつきです。
さて当日、お昼12時前、続々と皆さんが集まって来ました。
久しぶりの顔や、それこそ40何年ぶりに出会うという顔もあり、しばらくの間すぐには誰が誰だかわからず、あちこちで戸惑うようすが伺えました。
それでも、話し込むうちにだんだんと、あの頃を思い出したようです。
何といっても、同じ釜の飯を喰った間柄なので、すぐに共有していた時間がよみがえって来ます。
お互いいつのまにか、気分だけは当時のボーイズ&ガールズに戻って盛り上がりました。
リーダーたちはほとんど家にも帰らず、夏休みの間ずっと寝食を共にしていたので、共通の楽しかった思い出やほろ苦い思い出など、いっぱいあります。
でも、メンバーのみんなとは、たった数日間過ごしただけ…
それなのに、いろんなことをよく覚えていて、みんなにとっても、きっと忘れられない時間だったのだと思わずにはいられませんでした。
若かりし頃のアンクルです。
当時、大学生がリーダーをつとめる中で、アンクルは異例の高校生リーダーとして参加させてもらっていました。
活動の目的である奉仕の精神を、高校生のうちから身につけさせては?との試みの実験台だったと、あとから聞きました。
ちょっと特殊な立場だったんですね。
だから、メンバーとは違う意味で、リーダーの皆さんから教えられたことも多い。
人を説得し、環境を整え、まとめて行動を促すリーダーシップの術などは、この時に学んだ貴重な体験だし、また現在、さまざまなボランテイア活動にいそしめるのも、実はこのYMCAの経験があったればこそ。
いつのまにか、しっかりとその奉仕精神だけは叩き込まれていたようですね。
それに何より、いちばん年下だったので、大学生のお姉さんたちにごはんづくりを手伝わされたりして、ずいぶん可愛がっていただきました。
アンクルの料理好きも、その時の経験が大きかったのかな?と、今更ながらに思います。
そうそう、そういえば今回も、当日のデザート“ココナッツミルクプリン”を、前日から「ハーモニー」の厨房にお邪魔して準備していました。
しかも、メニューが一品足りないと聞き、急遽思いがけなく、あわてて“カポナータ”の仕入れから仕上げまで、ひとりかかりっきりで…
お姉さんたちのシゴキのおかげで、立派にシェフさせていただけるまでに成長出来たようです。